ブックメーカーのデッドヒートルールは覚えておく

ブックメーカーのデッドヒートルール

ブックメーカーではどちらが勝つのかを賭けることが基本であるので、スポーツなどでよく見られる同着で1位になった場合には、通常と異なる措置がとられます。

スポーツの世界では、プレーオフといった優勝決定戦がある競技で優勝者が2名という事例はありませんが、プレーオフ形式をとらない競技では複数名が1位になってしまいます。ブックメーカーにおいては複数名の優勝が出た事例では、どちらかが優勝すると予想し賭けた掛け金は募集としていることが通常です。

中には、あらかじめデッドヒートルールと呼ばれる設定をしているものがあります。この方法では優勝者が2名になった場合、そのうちの1名は予想をしている対象者が優勝したことになるため、予想が的中したものと見なされます。よって、2名のうち1名分である半分を掛け金に乗じた上でブックメーカーの倍率を乗じて、賭け主に賞金が提供されます。

このルールが適用されたブックメーカーでは複数名優勝であっても、そのうちの1名が自分の賭けの対象者であれば半額にはなるもののお金が手に入ります。

勝敗が決まらずに払戻しとなってしまうと、せっかく賭けをして長時間の試合を観戦していても結果が出ずに終了するといった不甲斐なさが残ります。本来ならばそのまま戻ってしまう掛け金が賭けとして成立し、少しでも手元に入るこのルールは参加者にとって有意義なことです。

ただし、すべての賭けにおいてこのルールが適用されているわけではありませんので、あらかじめ適用されている賭けであるのかを確認した上で賭けることが大切です。